ぎょしゃ座

高校1年生(思い出すだけでなつかしいっ)で天文部に入部した時、
女性の先輩が「わたしはぎょしゃ座が好きなんや」と言っていた光景が思い出されます。
「ぎょしゃ座って、どんな星座ですか?」と私が聞くと、
「運転手や、運転手・・・」と教えられました。
どうしてこんな星座?!が好きなのか、結局真意を聞かずじまいでしたが、
多分、ひねくれた星座、星図なので、先輩にぴったりだったのでしょう・・・
(K先輩、ご結婚おめでとうございますっ、
 どうやって騙したのか、失礼、お知り合いになったのかは知りませんが、
 心から、本当に心から、お祝いしておりますっ。
 このHPで先輩の話なんか微塵にも出しませんからご安心ください・・・)

なんでひねくれた星座かというと、
秋の東空で見える形と、
冬の南天で見える形とでは、見え方が違うからです。

秋の東空に見えるぎょしゃ座
 冬の大6角がまだ出来あがっておらず、
 ぎょしゃ座はまさしく「馭者」の姿をしています。
 α星、β星が馭者、ε星、η星が手綱、θ星、ι星、おうし座β星が馬車、
 描けましたか?

冬のぎょしゃ座
 南天に立ち上がってくると、いつしか馭者はすでに隠居し、  静かにカペラ(こやぎ)を抱いている姿に変わっています。
 α星がこやぎ、β星はおじいさんの首まわり、
 α星、β星の上部分にお顔、ε星、η星はこやぎを抱いている腕、
 描けましたか?